ManMa MidoRi による赤ちゃんの肌に本当に良いものを追求したまとめ!
Manma MidoRi マンマみどりはナチュラルセラピーの先進国オースラリア在住で美容師でもあり医療マッサージ師(アロマセラピーも含む)でもあるマンマみどりのママ必見絶対役立つ情報発信サイトです。美容師、マッサージ師を経験した知識も兼ねて自分自身の赤ちゃんの肌に本当にいいものは何かを追求し続け、調べ上げた情報をまとめています。現在インターネットでも紛らわしい情報に溢れている中、その情報の発信はどこかをきちんと調べ正しい情報だけをお届けすることに頑張っています!赤ちゃんの肌をみんなで守りましょう!!
Truth about BABY SKIN
”キレイでハリのある肌を「赤ちゃん肌」とか「たまご肌」と形容するくらい、赤ちゃんのお肌は理想の美肌のように思えます。でも実は、赤ちゃんの肌は薄く、皮脂の分泌は不安定、バリア機能が不十分で、乾燥しやすくて外的刺激に弱く、とってもデリケートです。”
乳児の肌がキレイに見えるのは、大人よりも肌に保持されている水分量も皮下脂肪も多く紫外線や外的刺激をまだあまり受けていないため透明度も高くてキメも細かく、新陳代謝が活発なので肌が絶えず生まれ変わっているためです。
乳児の肌の構造
乳児の肌は大人の肌と構造は同じですが、構成比が異なり、働きも万全ではありません。皮膚は大きく分けると外側から順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」から成り立っています。乳児では肌を構成する細胞自体がまだ小さい状態です。そのため乳児の表皮、真皮はその層が大変薄く、特に真皮の厚さは大人の半分から3分の1程しかありません。
表皮はタンパク質と脂質からなり、肌を外的刺激から守るバリアの役割を果たしますが、乳児ではこの働きが不十分です。乾燥したり、ちょっとした外的刺激によって傷ついたりかぶれたりしやすいのです。紫外線に対する保護機能も不十分です。
そして、乳児の肌は水分量が多いと言いますが、角質層に多く保持されている水分量も生後3か月頃を境に減少に転じ、1歳くらいでは大人と同じくらいにまで減少します。また、赤ちゃん特有のむちむちの体躯は皮下組織に蓄えられた脂肪によるところが大きく、外部の圧力から保護する役割を果たしますが、生後1歳を過ぎると減少していきます。
乳児の肌の表面
乳児の肌細胞の数は大人と同じですから、表面積が小さい分、キメの細かい肌をしています。しかしながら、汗を分泌する汗腺が密集しているため、大人と比べて2~3倍も汗をかくと言われます。汗をかくと汗が蒸発する時の気化熱で体温が奪われますし、表面の潤いも一緒に奪われてしまいます。
皮脂の分泌量は不安定で、生後3か月くらいまではホルモンの影響で皮脂の分泌量が多く、また汗も多いため、肌がべたべたしたり、新生児ニキビなどの乳児湿疹ができやすい時期です。3か月を過ぎると、今度は皮脂の分泌量が激減します。皮脂膜が形成されないため水分も失われやすく、刺激にも敏感な乾燥しやすい時期となります。汗をかいたり皮脂でべっとりした肌にほこりやダニなどの外的刺激をうけると、湿疹などの肌トラブルを起こしやすくなります。さらに、大人の肌の表面は弱酸性に保たれ雑菌の繁殖を防いでいますが、乳児の肌は中性に近く、細菌が繁殖しやすいため、肌トラブルを起こしやすくなっています。
更に、大人と比べて肌の生まれ変わりも盛んですから、汗や皮脂の混じった垢が肌表面に溜まりやすいのです。つまり、乳児の肌は汚れやすく、傷つきやすく、乾燥しやすく、デリケートと言えます。大人以上に、清潔を保つための細やかなケアが必要となります。
洗剤が赤ちゃんの肌トラブルの原因に
実はお洗濯に使う洗剤によっては、赤ちゃんの肌にダメージを与えてしまう場合があるのです。赤ちゃんのお肌に安心して触れさせるためにも、正しいお洗濯や洗濯洗剤についてご紹介します。
配合成分が赤ちゃんの肌に影響を与える
一般的によく出回っている洗剤には、合成界面活性剤、蛍光増白剤、酵素、香料など様々なものが含まれています。汚れを強力に落とすこと、より真っ白に洗い上げること、洗い上がりがふんわりすること、いい香りがすることなど、私たちにとって使い勝手がいいように配合されているのです。
特別に敏感肌である場合を除いて、ほとんどの大人の方にとっては気になりません。けれど、衣類やシーツにその影響が残っているだけで、赤ちゃんとその肌にとっては深刻な問題となる場合があるのです。赤ちゃんの衣類を洗う場合、なるべく上記の成分が含まれていないものを使いましょう。また、肌にやさしい“赤ちゃん用洗剤”も市販されていますので、こちらを利用するのもおすすめです。
具体的なおすすめのお洗濯方法
1.赤ちゃんと大人の洗濯物を分ける…作業着や靴下といった汚れの激しいものは、洗剤を多めにいれることもあるはず。洗剤が衣類に残ってしまったり、汚れが赤ちゃんの洗濯物に付着してしまったりする可能性も否定できないので、分けて洗うほうが安心です。
2.洗剤の適量を守る…洗剤の使いすぎによる成分の溶け残りによって、肌トラブルを引き起こす可能性があります。各洗剤のパッケージに記載されている適量をよく見て使用してください。
3.柔軟剤は信頼できるものを…柔軟剤は赤ちゃんの衣類に使わないというイメージがありますが、洗剤だけで洗うと衣類がゴワゴワしてしまい、それが肌へのダメージに繋がる場合があります。洗剤と同じく成分に気をつけて、衣類に残りにくいタイプを選びましょう。
お母さんの衣類もおなじように
他にできる対策としては、花粉症の時期や大気汚染が気になる地域の場合は、外ではなく部屋干しをする、菌が繁殖しにくいように乾燥機を使うなど。赤ちゃんのお肌の状態を見て判断するようにしましょう。
赤ちゃんの肌がよく触れるお母さんの衣類も、赤ちゃんの肌に影響を与えることになります。お母さんの衣類もできるだけ赤ちゃんのものと同じように洗うのがおすすめです。
赤ちゃんの蒙古斑(もうこはん)に治療やケアは必要?
蒙古斑(もうこはん)と呼ばれる先天性のアザは、日本人にはそれほど珍しいものではありません。大体は3~5歳で自然と消えていくのですが、一体どうしてできてしまうのでしょうか。ここでは原因と、ケアが必要かどうかについて解説します。
蒙古斑とはどういう症状なのか
蒙古斑は、生まれたばかりの赤ちゃんのおしりや背中、腰のあたりに、青みを帯びた色で現れます。黄色人種にとって蒙古斑はよくある症状であり、病気ではないので特に問題視する必要はありません。日本では出生時に約9割の赤ちゃんに見られるものです。
反対に黄色人種が少ない地域だと、蒙古斑に対する知識がほとんどない場合があります。「虐待のアザだと勘違いされた」という話もあがるくらいなので、地域によっては珍しいものと言えます。
蒙古斑ができる原因
蒙古斑の原因は、メラニンを生成する真皮メラノサイト(蒙古斑細胞)と考えられています。メラノサイトが色素生成するために表皮へと移動する途中で、手前の真皮に溜まって現れるのです。このメラノサイトは腰部分で活発に働くため、蒙古斑も腰やお尻に現れることが多いのです。
男女で特に発生する割合に違いはなく、出現率は同等です。けれど、メラノサイトはシミやソバカスの原因とも言われているため、女性の中には気にされる方も多いようです。けれど、メラノサイトは色素を決定するうえで重要な役割を担っています。必要なものであることを認識しておいてください。
治療やケアは特に必要ありません
上でもお伝えしたとおり、蒙古斑は大体3~5歳で自然と消えていくものなので、特別な治療は必要ありません。オムツを替えたり、お風呂に入れたりする際にちょっと見て確認する程度で大丈夫です。ただし、洋服で隠せないほど広範囲に広がってしまった場合は、お子さんが気にしてしまう場合もあります。その際は、医師に相談して適切な治療を受けてください。
余談ですが、「蒙古斑は神様からの贈り物」とも言われます。小さいうちだけと思って、あまり神経質にならずに見守ってあげましょう。